ソーシャルメディアにおいてのマーケティング
近年では従来のマスメディアが消費者の時間をインターネットに奪われる格好になってきています。部屋でテレビを見ている時間は極端に減っているようで、ある市場調査によると60%以上の人がテレビよりインターネットの方が楽しいと感じているという調査報告も出ています。ここまで消費者の生活様式が変わり始めると、もはや企業のマーケッターもソーシャルメディアなどへの対応は避けて通れません。一方通行型のマーケティングはもはや通用しなくなり、ソーシャルメディアなどにおいて消費者との積極的な対話が重要になると考えられています。
世界規模で利用者数が拡大し続けるFacebookは、オンライン上では無くてはならない存在になりました。
今ではFacebookをビジネスの手段として利用している会社は、米国において71%までになり、これに合わせソーシャルメディアへの企業による広告出稿意向も高まっています。
市場調査会社により7月に発表された今年の「米国のソーシャルネットワークへの広告出稿」は前年比20%増と16億8000万ドルの急速な伸びになると予想されています。
そんな中、フェースブックはGPS機能の位置情報を使った新たなサービス「Facebook Places」を発表しています。Facebook Placesでは、携帯電話のGPS機能を使って自分が今いる場所をリアルタイムにFacebook上の仲間たちに知らせることが出来るのです。例えば、屋外でのコンサートやイベントで偶然友達をみつけたり、待ち合わせの際に利用出来たりと、生活とソーシャルネットワークの関係を密にしています。昨今ではその影響力の大きさから新たな論議を呼んでいます。
またFacebookはLikeボックスによる検索表示サービスを開始しました。マイクロソフトとの連携を図りマイクロソフトの検索サービス「Bing」によるリンクの検索を並べて表示し、「ソーシャル検索」の機能充実も図っています。これの意味する処は今までの「Google」でのキーワードでのアルゴリズムを使った索引検索から、興味を持つ仲間達によるなソーシャル検索への移行を意味します。Likeボックスは膨大な数の外部サイトと結びついているのでみんなの好みや、流行の推移などの情報が相当な量でFacebookに流れてきます。
一方、大手のグーグルも黙って指を咥えているはずもなく、ソーシャル検索に乗り出してきました。
Google Realtime Searchと称して提供がすでに始まっています。このサービスは位置情報も含めてソーシャルネットワーク上での関連情報やコメントも検索できるサービスなのです。
大学の学生達のコミュニケーションを目的として生まれたフェイスブックが、今や世界を巻き込み企業のビジネスモデルや生活の根幹まで変えようとしているこの現実に多くの人間が関心を持ち、新たなビジネスチャンスを見出そうとしています。この未知なる可能性を秘めたFacebookの動向から、ますます目が離せなくなりそうです。
